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百里を行く者は九十里を半ばとす

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心拍数と乳酸

今日は心拍数と泳ぎのバランスを考えてのAerobics!
ImとFrでスローで大きな泳ぎを心掛けての2400mのセットでした。
やっぱりセットが増すごとに多少フォームが雑になりますが・・・
よく耐えて頑張っていたと思います。

今週はずっとAerobicsを中心としたメニューが主ですが、知らないうちにSprintもTechniqueも向上しています。もちろん4種目ともレベルアップしていると思います。もう少し我慢して継続すると、ふとある時に「向上したかな」と思える瞬間が来ると思います。いろいろなパターンによる持久的能力の向上が必要なので今週は様々なセットを行ないますし来週からもさらなる変化を加えたAerobics Setを組んで行きます。とにかく11月のレースからかなり高いレベルでのレースが出来るようにメニューをアプローチして行きたいと考えているのですが・・・





専門誌を参考に言葉を抜粋しながら思う事を書いてみて、さらに今後のトレーニングを組んでいきたいと思います。まず・・・乳酸という物質は「糖を分解して利用する過程」の途中で生成されるものと言われている。この解糖系でできた乳酸は酸化される。乳酸は糖分解が高まる事で一時的に生成され、速筋線維では比較的ミトコンドリアは少なくグリコーゲンが多く、筋グリコーゲン分解が急激に上昇すると乳酸を産生しやすい。しかし遅筋線維はミトコンドリアが多く乳酸の産生は少なく、外から乳酸を取り込んで使う事が出来る。心筋は遅筋線維以上にミトコンドリアが多く、エネルギーとしても乳酸をよく使っている。血中乳酸濃度が高くなった時には、心筋はそのエネルギーのほとんどを乳酸から得ていると言われている。つまり速筋線維で乳酸が生成され遅筋線維や心筋で乳酸が酸化され再利用とされている。
また、長時間の運動の際に筋肉中のグリコーゲンが低下してくると疲労してくるのだが、このときには乳酸はグリコーゲンから生成されるので乳酸は作れない状態になった時の疲労だといえる。乳酸はエネルギーとして再利用されるという説から考えると、骨格筋の収縮率を高めながら、そういう時こそ乳酸を生成するための「踏ん張り」が必要なのかもしれない。「血中乳酸濃度が一定」であるという事は、乳酸が生成されず代謝もされていないという状態ではなく、乳酸の産生量と酸化利用を中心とした除去量とが等しいということであるという見解からすれば、持久的なトレーニングのセットの中で種目を変え泳速度の変化を加えたり、パドルを利用したり、フィンを利用したり、泳速度・距離・休息・本数の4つのバランスを変えたり、と様々な刺激を入れる事から定常乳酸能力を向上させる事が出来るであろう。乳酸が生成されて体内のpHが少し低下してくるのは、通常血中乳酸濃度が3~4mol/Lを超えるレベルになってからで、実際には血中乳酸濃度が8~10mmol/L程度を超えないと乳酸産生によって筋内のpHが低下して筋収縮が影響をうけるレベルとはいえない。連日の厳しいトレーニングによっては筋グリコーゲンの低下が起こるので、毎日のトレーニングに変化を与える事は当然かもしれないわけで、また血中乳酸濃度が低いと疲労がないとは言えないし、高いから疲労しているとも言い切れない。持久的トレーニングを行なうと、ミトコンドリアの増加などによって筋の酸化能力が高まり、糖の利用率が減少し、乳酸の産生量が増加する。同時にミトコンドリアの増加が乳酸をより酸化できるようになることから乳酸の酸化による除去量が高まる。そして乳酸性作業閾値が高まり持久的競技能力も高まる。したがって、長距離選手と言っても、ある程度速筋線維を増加させるためには陸上トレーニングが必要なので、来週からは少しずつ陸上トレーニングもランニング・サーキットも取り入れようと考えているし、インターバルセットの内容も少しずつ変化を加えてシンプルな形から能力を評価出来るようにしていきたいと思っています。


これを書いているだけでも疲れました・・・
最後まで読んで頂いた方に感謝します・・・
by taba-s | 2008-10-17 01:56 | Coaching

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