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経験と引き換えに得るもの

毎年さまざまな経験を繰り返す事でコーチとしての幅が広がるのか?
いろいろな選手を対象にコーチングする事によって、多くの選手達のあるパターンやある傾向から多くの事を学ぶ。そしていろいろな局面において、ある程度の事に対してコーチとしての予測が働いてしまうというか・・・勝手に予測してしまうというか・・・それを経験から得られる「勘」だと称するならば、これまでの経験やこれからの経験から得られる「勘」は慎重に選んで捨てるべきものがあるだろう。
なぜなら・・・その経験によって得られた「勘」と引き換えに自分の思い込みばかりが先攻し、固定観念に捕われすぎて自分勝手に解釈を進めるようになる事はあまりよくないと思うから。そして反対の意見を持つ相手に対しては、さらに敵意すら先攻するのであろう。

若い頃はたくさんの人達の意見に耳を傾け、たくさんの本を読み、全ての物が新鮮に飛び込んでくる。しかしそのうちに自分の意見が確立され、自分を指示する人の意見にだけ耳を傾け、自分自身の怠慢、そして偽善者になっている事に気づかない。そしてあげくの果てに「仲間意識」や「価値観の違い」を口にしてさらなる偽善者となり、一生懸命に考えて話し合う事だけが「正しい事」をしていると思い込む。まさに「アリ地獄」であるが・・・その事に自分だけが気づかない。そして私自身、選手とはある一線を保ち、安心感を与えるのではなく信頼感を与えたいと思い続けてきた事に対して自問自答する。そういう意味では鈍勘な「永遠の若手」でありたい・・・

今月は尾関コーチと浅野コーチという同期の若手コーチがプールサイドにいる。最近は彼らを見ているだけで多くの刺激を受ける。私がコーチを始めた頃は、頭の中が真っ白で「何でもやれば出来る」「諦めなければ願いは叶う」と思っていたけど、いつの日かいろいろな物事に対して「出来る事と出来ない事」を判別するようになっている自分がいた。「夢は見るものではなく叶えるもの」と言う言葉はありふれていて、個人的にはあまり好きではない。「頑張れば世界一や日本一になれる」と誰にでも軽々しく熱く語る事はあまりいいとは思わないし、指導者として責任のない「現実からかけ離れすぎた発言」に疑問を感じる事さえある。しかし「どんな選手でもこれくらいなら頑張れば可能である」という可能性に対するハードルは、コーチとしては限りなく高い方がいいと思う。

今後もコーチングを続けていく上で恐れている事が2つある。

自分自身が「コーチの勘」と称して固定観念だけで全ての物事を判断しょうと怠慢になっていく事。

自分自身に「コーチとしての目標を持ち、新たな発見に目を向ける」という気力が薄れてしまう事。

「自分自身との戦い。。。そしていろいろな事に耳を傾けよう!」・・・
そうこれからの自分自身に常にいい聞かせたい。
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by taba-s | 2008-04-07 23:49 | Coaching | Comments(1)
Commented at 2008-04-08 23:51
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

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